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製品詳細
日立検体検査自動化システム LABOSPECT TS
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製品について
【「速さ」と「高効率」を追求した - Total Solution】
分析前処理工程を迅速かつ効率的に改善し、分析業務を総合的に支援します。
これまで日立ハイテクでは、LABOSPECTシリーズにより分析業務の信頼性、迅速化の向上に努めてまいりました。一方で臨床検査室全体という観点では、分析前処理工程の処理時間がボトルネックとなっていました。その課題を解決し、LABOSPECTシリーズのパフォーマンスを最大限に発揮するために、LABOSPECT TSを開発いたしました。分析前処理行程の最適化をめざしながら、LABOSPECTは広がりを持ち、よりいっそう進化していきます。
特長
●最速800検体/時の処理速度で、検査室を強力にサポート。LABOSPECT TSでスムーズな検査を提供いたします。
●散りばめられたアイデアが、高速処理を支えます。
●日々変わり続ける、検査室の運用にも対応できる柔軟性があります。
●分析前処理行程をいつも見守り、一元管理します。
製品詳細
機能説明
- RFID付き1本ホルダを採用
各モジュール分岐点での検体バーコードの読み取りが不要となり、高速搬送を実現します。1検体単位で各モジュールに立ち寄り、エラー時にはエラー検体のみを搬出します。
※RFID：Radio Frequency Identification。ID情報を埋め込んだタグとの無線通信を用いることで、情報を読み取る形式。
- 空検体ホルダの分離
検体を搬送するラインの下に、空検体ホルダ専用ラインを別に設置しているため、検体ホルダの渋滞を回避することができます。空検体ホルダ専用ラインから必要な数の検体ホルダを各モジュールへ自動供給し、搬送ラインの遅延を防ぎます。
- 分注速度の追求
3本分注ヘッドを採用し、最速800検体/時の処理速度を実現しました。(1：1分注時)また、分注先となる試験管供給ラインとサンプルカップ供給ラインをそれぞれ独立して設置しているため、複数分注においても高速処理が可能です。
- 割り込みライン
至急検体のような優先度の高い検体が発生した場合、通常検体よりも優先して投入できます。
- 検体の連続投入・連続搬出
50本検体トレイをセットする4つのスライドレーンを、独立した引き出し構造にすることで、検体の連続投入、連続搬出を実現します。
- 消耗品を大容量化
大容量の消耗品ストックエリアを設置し、高速処理に伴い増える補充・交換の手間を軽減します。持続性の高い分析前処理工程を実現しました。
- 動線の短縮
システム全体の操作を集約させるために、投入部、収納部を隣接して配置しました。操作者の動線を大幅に短縮しました。
- LED表示で稼働状況を確認
各モジュール上部にある4色のLED表示灯の組み合わせにより、装置状態、エラー状態を表示します。離れた場所からでも現在の稼働状況を確認することができます。
- 収納エリア設定
親検体、子検体用試験管を用途別に最大16分類し、収納します。収納エリアごとに収納先、収納数を設定することで、検査室の運用に柔軟に対応します。RFID付き検体トレイにより、収納検体の位置を管理することもできます。
- 投入エリア設定
検査室の運用に合わせて、投入エリアごとに搬送する際の優先順位、搬送先を設定することができます。
- エラー検体の搬出
分注エラー発生時は、親検体、子検体をまとめて搬出し、エラー対応による手間を軽減します。
- 採血管サイズの混在投入
投入時の検体バーコード読み取りと同時に採血管の形状を自動識別するため、直径13mmと16mm、長さ75mmと100mmの管種混在投入が可能です。
- 前処理モニタ/アラーム機能
前処理モニタ
システムの処理状況をリアルタイムで表示します。
アラーム機能
どのモジュールでどのような問題が起きているかをリアルタイムで表示します。
- 検体モニタ/分注結果
検体モニタ
該当検体を検索し、処理状況を表示します。
分注結果
分注処理結果を一覧で管理します。
- 消耗品モニタ
消耗品の使用状況を管理し、残量が設定量を下回った時点で通知します。
- システム構成例
- レイアウト例
仕様
検体投入モジュール
- 処理速度
- 800検体/時
- 検体架設容量
- 400検体(50本検体トレイ2個×4スライドレーン)
- 割り込みライン
- 11検体分
- 外形寸法
- 幅1,050mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
開栓モジュール
- 処理速度
- 800検体/時(ゴム栓・オーバーキャップ栓タイプ), 600検体/時(シール栓タイプ)
- 外形寸法
- 幅300mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
バーコード貼付モジュール
- 処理速度
- 800本/時
- 印字方式
- 熱転写方式(感熱紙)
- 試験管供給
- 試験管フィーダによる自動供給
- 外形寸法
- 幅600mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
分注モジュール
- 処理速度
- 800検体/時(1:1分注時)
- 分注エラー検出
- ノズル詰まり, サンプル不足
- 分注先数
- 最大10分注/検体
- サンプルカップ供給
- サンプルカップフィーダによる自動供給
- ノズルチップ架設数
- 最大1,056本(264本×4マガジン)
- 外形寸法
- 幅900mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
移載モジュール
- 処理速度
- 800検体/時
- 架設ラック数
- 最大108ラック(27ラック×4レーン)
- 架設ラック種類
- 日立5本ラック(ラックバーコード付き)
- 外形寸法
- 幅790mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm(搬送ライン接続部含まず)
閉栓モジュール
- 処理速度
- 600検体/時
- 採血管サイズ
- 直径16mm×長さ100mm, 直径13mm×長さ100mm, 直径13mm×長さ75mm
- 外形寸法
- 幅300mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
多段収納モジュール
- 処理速度
- 800検体/時
- 検体収納容量
- 1,000検体(100本検体トレイ2列×5段)
- 外形寸法
- 幅900mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
検体収納モジュール
- 処理速度
- 800検体/時
- 検体収納容量
- 400検体(50本検体トレイ2個×4スライドレーン)
- 外形寸法
- 幅600mm×奥行1,100mm×高さ1,500mm
一般仕様
- カタログ等発行年月
- 2016年9月
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