特長
●水道につなぐだけで超純水が採水可能です。(JIS K0557 A4グレード)
●B4サイズの設置スペースでOKです。
●コンパクトなボディに7LタンクとRO膜、超純水カートリッジ、TOC低減UVランプ全てを収納できます。
●1滴~最大2L/分の高流量です。
●TOC低減UVランプによりTOC5ppb以下です。
●リアルタイムTOCモニタリング:常に採水時の水質をモニターしていますので安心してお使いいただけます。
●タンク内の水を定期的に循環させて純度を保ちます。
●大型ディスプレイで操作も簡単です。
●50mL~7L(タンク水残量まで)の採水量設定機能付きです。
●3Way採水です。(ピペット式、ハンドリング固定式、フットスイッチ)
●アームの高さを無段階調整できます。
機能説明
- ここが他社のコンパクト機と違います!
・自動給水機能でRO水製造を開始するタンク水残量・時刻の指定が可能。業務開始時に常にタンクは満水です。
・夜間休止機能を使えば省エネと水質維持を両立できます。
・急にたくさん使いたい時にはタンク残量に関係なくボタンひとつでRO水を製造開始できます。
- PURELAB flex 3 水質分析例
- PURELAB flex 3 フロー図
エルガの超純水システムはタンク水循環(オープンループ)機能を採用しています。これによりタンク貯水の水質が安定し、劣化を防ぎ、超純水装置の負荷を抑え、超純水水質を安定して維持できます。またタンクには殺菌用UVランプを装着する必要がなく、ランニングコストを低減できます。
※エルガはヴェオリアグループの一員で、研究・分析用の純水・超純水に特化したビジネスユニットです。
- 最終フィルターは水質センサーの前に配置
エルガの超純水システムは、最終水質センサーで水質を測定後に、水質変動を招くカートリッジ類は装着していません。高感度分析用超純水装置の採水口に各種カートリッジを装着した場合としない場合の採水水質を比較すると、カートリッジを装着しない場合が最もゴーストピークが小さく、バックグランドが安定しています。採水口に各種フィルターカートリッジの装着はお奨めしません。
- 高精度のリアルタイムTOCモニタリングを採用
超純水の残存有機物の水質は、全有機炭素(TOC)の量で確認できます。エルガのTOCモニターはUVランプ前後の比抵抗値を測定し、リアルタイムにTOC値を演算表示します。2秒おきに測定するリアルタイムモニタリングですが、TOC計での測定値と高い相関があり低濃度のTOC計として十分に信頼性を有しています。
リアルタイムTOCモニタリングの利点:
・2秒ごとに測定値を表示するので表示値と採水水質が常に等しくなり、安心して使えます。
・システム内の急激なTOC上昇も、超純水を採水前に確認でき、純度不足の水の採水を防ぐことができます。
- TOC低減用UVランプの効率的な使用
エルガの超純水システムに採用しているUVランプは185/254nm両波長の照射により効果的に残存有機物を分解除去します。
またTOCモニタリング用のUVランプを兼ねているため消耗品数を減らしランニングコストを低減します。更に最新のflexおよびChorusシリーズではUV照射率をモニタリングして有機物分解性能の維持できる80%を下回った場合に交換を知らせます。
この機能により定期交換に頼らず、最適な交換時期がわかり、ランニングコストの低減に寄与します。
- 設置スペースを最小にするシステム設計
設置スペースの最小化に純水装置と超純水装置の一体化だけでは不十分です。思った以上にスペースを取るのがタンクと採水口ユニット(採水ポッド)です。
エルガの超純水システムは、タンクを純水装置と一体化もしくは内蔵することによって設置スペースを最小にできます。加圧ポンプが不要なため思わぬ設置スペースが必要になる心配もありません。
また超純水装置flexシリーズは本体が採水ポッドの機能を有します。これにより、思った以上に場所をとってしまう架台を使わずに、システムをそのまま卓上に設置可能です。
- 消耗品の交換が前から簡単にできます
3年以上交換不要なRO膜を除き、ほとんど全ての消耗品は装置の前扉を開くだけで交換可能です。イージーメンテナンスを追求した装置デザインです。
全製品バリデーションサポートプログラム対象
純水装置の導入に当たり、使用量が少ない、あるいはシンプルな装置をお求めになりたくても、バリデーションが必要となっただけで、高額の高機能の純水システムを選定せざるを得なかったことはありませんか?エルガの純水・超純水装置は全機種バリデーションサポートの対象です。適切な機種の選定は当然大幅なイニシャルコストの低減を実現します。また高機能機種では消耗品の点数も多く、ランニングコストも非常に高額になります。その点、エルガはお客様の用途や使用量に合った適切な装置をご提案できますので、ランニングコストの低減にもつながります。
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