製品詳細

生化学自動分析装置 BioMajesty™ JCA-BM9130

製造販売企業: 日本電子株式会社

カテゴリ: 臨床化学分析機器 > 多項目自動分析装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

BioMajesty™の検体希釈機構を利用し、HbA1c測定の前処理操作(溶血)を完全自動化。データチェック機構やアプリケーションの充実を図りデータの信頼性を高めました。

特長

●HbA1c測定の前処理操作(溶血)を完全に自動化し、糖尿病検査項目であるHbA1cとGlu等を同一採血管にて同時分析でき、HbA1cとGluは装置の処理能力を減らすことなく分析することができます。
●比色系の処理速度は1,200テスト/時と高速であり、例えば糖尿病検査項目であるHbA1c、Gluのどちらか単項目であれば1,200検体/時、同時2項目であれば、600検体/時の高速処理ができます。
●電解質は新型高速ISE(600テスト/時)を採用し、比色との混在分析でも比色系の処理能力が落ちることなく、合わせて1,800テスト/時の処理速度を実現します。
●最少検体分注量1μLと最少反応液量50μLの超微量測定を実現しています。判定補助機能を使った正確なデータサポート機能やサンプル詰まりセンサが、微量測定技術を支えています。

製品詳細

機能説明

使用方法
1.検体セット
遠心分離をした採血管を、サンプルターンテーブル(1)またはラックハンドラ(オプション)にセットします。
2.血球吸引
希釈ピペット(2)が採血管の底部まで下降し、血球成分を吸引します。通常より深く検体に挿入するため、形状の細いピペットを使用しています。
3.溶血
血球を所定の溶血液とともに希釈ターンテーブル(3)上のセルに分注し、溶血処理を行います。
4.希釈ピペットの洗浄
通常のピペット洗浄時よりも洗浄範囲を拡げ、ピペット先端を洗浄ポート(4)内に60mm下降させ、ピペットの内外壁の汚れを洗い流します。
5.溶血検体分注~反応
予め第1試薬(5)が分注された回転反応器のセル(6)に溶血検体を分注し、撹拌(7)を行います。5分後、第2試薬(8)分注、撹拌(9)を行います。
6.HbA1cを測定
ダイヤグラムに従いHbA1c(%)を算出します。
※酵素法の場合、1チャンネル2項目測定の機能を使ってHbとHbA1cの測定を行い、項目間演算によりHbA1c(%)を算出します。
測定原理
 
ダイヤグラム(例:酵素法)
 
ピペット洗浄
ピペットの内壁/外壁洗浄を同時に行い、キャリーオーバーを可能な限り減らしました。ピペット表面の研磨を変えることで洗浄時の残水の影響を抑え、安定したデータが得られます。
希釈液(純水・生食)切り替えバルブ
希釈液(純水・生食)の切り替えはレバーひとつで行えますので、例えば、夜間に糖尿病検査項目の測定、昼間に生化・免疫・薬物項目の測定といった運用の切り替えが簡単に行えます。
HbA1c測定データ例
 

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仕様

仕様
測定項目
【同時分析項目】最大100項目(ISE分析時103項目)
分析方法
【測定方式】オープンディスクリート・シングルライン多項目同時測定
【分析方法】比色法, 反応速度法, CRA法, IMA法など多種類
処理能力
【生化学】1,200テスト/時
【電解質】600テスト/時(オプション)
【検体処理能力】最大1,200検体/時
検体
【検体ディスク】ターンテーブル方式
【供給部】84検体, 検体IDバーコードリーダ, 保冷部(専用希釈液、キャリブレータ、コントロール):61種, 外部搬送ライン対応(オプション)
【元検体分注量】1.48μL/テスト(HbA1cのみ), 2~30μL(0.1μLステップ)
【希釈率】101倍(HbA1cのみ), 1~75×75倍
【分析試料量(希釈後)】1~25μL/テスト(0.1μLステップ)
【センサー】液面センサー, サンプル詰まりセンサー
個別仕様
希釈ディスク
ターンテーブル方式(希釈ディスク上の検体で再検可)
試薬
【試薬ディスク】ターンテーブル方式(試薬バーコードリーダ)
【試薬分注方式】2試薬, 2ピペット方式(3試薬はオプション)
【試薬庫】ターンテーブル2基, 各66容器, 全試薬保冷
【試薬容器】20mL, 40mL, 70mL(オプション), 300mL(オプション), 500mL(オプション)
【試薬量/項目】各試薬5~70μL(0.1μLステップ)
反応
【反応ディスク】ターンテーブル方式
【反応セル】プラスチックセル 光路長:5mm
【反応液量】50~120μL
【反応時間】3分, 4分, 5分, 10分, 15分, 21分(項目ごと設定可)
【反応温度】37℃±0.1℃
【反応槽】不活性液循環方式
【撹拌】回転上下撹拌方式
測定
【測定】全反応過程測定
【測定ポイント】最大98ポイント(6秒ごと:10分反応時)
【測定波長】340~884nm(14波長), 1または2波長演算
保守
自動メンテナンス(週間タイマによる自動立上げ, 自動終了)
動作環境
【OS】Windows Embedded Standard 2009
【モニタ】17型液晶(カラー表示)
【プリンタ】A4レーザプリンタ
インターフェース
RS232C
一般仕様
一般的名称
ディスクリート方式臨床化学自動分析装置
重量
600kg
寸法
【分析部】幅1,480mm×奥行924mm×高さ1,133mm
【操作部】幅650mm×奥行610mm×高さ1,104mm
電源
【電圧】AC100V±10%
【周波数】50/60Hz
【消費電力】最大3kVA
使用環境
【温度】18~30℃(装置稼働中は±2℃/時以内)
【湿度】40~70%(結露しないこと)
JMDNコード
35743010
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
該当
届出番号
13B3X00100000001

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