製品詳細

生化学自動分析装置 BioMajesty™ JCA-BM6070

製造販売企業: 日本電子株式会社

カテゴリ: 臨床化学分析機器 > 多項目自動分析装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

【2秒サイクル×反応液量の微量化=世界最高速シングルマルチの実現】
BioMajesty™シリーズは、患者さんの負担低減と検査の効率化を飛躍的に高めることを目的に、反応液量の微量化と高速処理を実現した検体検査装置です。BM6070は、新世代のBioMajesty™シリーズとしてユーザインターフェースの向上に取り組み、使いやすさを追求。シンプルな操作性と大きな操作ボタンの採用など、快適なオペレーション環境の実現に努めました。

特長

●検体前希釈(1~75倍)の専用ユニット(希釈ターンテーブル)を使い、スピードを低減させることなく、標準で5倍希釈を行い、サンプル消費量を1/5に低減しています。
●希釈液は標準の生理食塩水のほか、特殊希釈液(免疫項目などの専用希釈液)を使用することができます。
●独自のサンプリング方式により検体の微量化を実現。クロットセンサでサンプル詰まりを検知、クラッシュセンサで衝突時のピペット損傷を防止し、トラブルを事前に回避します。
●攪拌子の回転、往復運動の組み合わせにより反応液の均一化を行います。少ない反応液量を効率よく混和し、精度の高いデータを提供します。
●ピペットの内壁と外壁の洗浄を同時に行い、キャリーオーバーを可能な限り減少させました。また、洗浄液の流出停止後にピペット外壁の残水を表面張力により取り除いています。

製品詳細

機能説明

検体前希釈のメリット
BioMajesty™シリーズは、反応液量の微量化と分注精度の確保を両立させ、信頼性の高いデータを継続して提供するために、検体前希釈を採用しています。例えば1μL以下の微量な元検体をサンプリングする場合、検体の粘性等による分注誤差が大きく、元検体を直接扱うかぎり充分な分注精度の保証は難しくなりますが、希釈を行い扱う検体量を増やすことで、この問題を解決しています。また、検体・試薬量の微量化は、装置の機構面からみると、吸引・吐出にかかる処理時間の短縮となり、BM6070の2秒という短時間サイクル動作の実現につながっています。

優れたコストパフォーマンス、最少反応液量60μLでの分析が可能
BM6070の検体前希釈は標準で検体を5倍に希釈します。元検体30μLを希釈ピペットで吸引し、ピペット中の生理食塩水で専用の希釈ターンテーブルのセルに押し出し吐出、撹拌して150μLの希釈検体を作ります。これにより30μLの元検体から20項目以上の分析が可能となり、小児・新生児の検体検査、創薬実験用の小動物検体検査にも有効にお使いいただけます。
安定した測光環境の実現
■プラスチックセル
材質均一化された特殊セルの採用により、データ精度が向上しました。(画像)
■恒温槽循環液
恒温槽循環液には不活性オイル「アクア」を使用することで、温度勾配が少なく、セルへの気泡の付着がない、安定的な測定系を実現します。また、不活性オイルの使用は、水垢や異臭が発生しないため、恒温槽のメンテナンスは必要ありません。
微量検体にも最適
JEOL純正標準カップと精密な吸引位置調整、高感度のピペット液面センサが、カップのデッドボリュームを最小限に抑え、微量検体の検査を容易にします。各種サンプルカップはホルダを使って簡単に使用できるほか、キャピラリー採血管はカップに移して、マイクロティナ採血管は専用ホルダ(画像)を使ってそのままセットできます。
サンプルターンテーブルに検体バーコードリーダを標準装備(外周2列)
一般検体、緊急検体を合計84本セットでき、バーコード読取りによる任意緊急検体指定および優先度の指定も可能です。
再検の効率化
希釈ターンテーブルで希釈した検体は、データが出るまで保持し、再検時、その検体を再び使用することができます。また、必要に応じて別の希釈条件を指示することもできます。
試薬庫
試薬庫は、大容量ターンテーブル方式で、70mL、40mL、20mLの3種類の試薬ボトルを使用できます。最大3試薬系(オプション)まで可能で、特殊なアプリケーションにも柔軟に対応できます。
■試薬バーコードリーダを標準装備
フリーセッティングにより操作性が向上。ボトルサイズや位置等の自動認識ができ、ロット管理、有効期限管理も行えます。
■試薬ボトル渡り
依頼数の多い項目については、複数の試薬ボトルをセットすることができ、ボトル渡り時に自動キャリブレーションを行うこともできます。
かんたんインターフェース、大きな操作ボタン&タッチパネル
使用頻度の高い画面をワンタッチ呼び出しできる「ダイレクト起動」を採用。操作ボタンを大きくし、アイコン表示を採用することで操作性と視認性を格段に向上させました。また、画面の文字サイズの変更を可能にし、いつでも見やすい画面をお使いになれます。
使いやすさとコンパクトフォルムの両立
オペレーション用PCを装置内部に組み込み、操作用ディスプレイを装置の上面中央に配置しました。検体や試薬をセッティングしながらその場で画面操作ができるよう、使いやすさの向上を図るとともに、省スペースを実現しました。メンテナンス性にも配慮し、ディスプレイは工具を使うことなく簡単にスライドできます。
洗剤量の確認窓
各種溶液の残量をセンサで管理するだけでなく、装置の前面パネルの窓から一目でわかるようにしました。
測定項目例
 

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仕様

仕様
測定項目
【同時分析項目】最大100項目(電解質分析103項目)
分析方法
【測定方式】オープンディスクリート・シングルライン多項目同時測定
【分析方法】比色法, 反応速度法, CRA法, IMA法など多種類
処理能力
【処理能力】最大2,400テスト/時
【生化学】1,800テスト/時
【電解質】600テスト/時(オプション)
【検体処理能力】最大1,800検体/時
検体
【検体ディスク】ターンテーブル方式
【供給部】84検体, 検体IDバーコードリーダ, 保冷部(専用希釈液、キャリブレータ、コントロール):61種, 外部搬送ライン対応(オプション)
【元検体分注量】2~30μL(0.1μLステップ)
【希釈率】1~75×75倍
【分析試料量(希釈後)】2~25μL/テスト(0.1μLステップ)
【センサー】液面センサー, クロットセンサー
個別仕様
希釈ディスク
ターンテーブル方式(希釈ディスク上の検体で再検可)
試薬
【試薬ディスク】ターンテーブル方式(試薬バーコードリーダ)
【試薬分注方式】2試薬, 2ピペット方式(3試薬はオプション)
【試薬庫】ターンテーブル2基, 全試薬保冷
【試薬容器】20mL, 40mL, 70mL
【試薬量/項目】各試薬10~80μL(0.1μLステップ)
反応
【反応ディスク】ターンテーブル方式
【反応セル】プラスチックセル 光路長:6mm
【反応液量】60~180μL
【反応時間】3分, 4分, 5分, 10分(項目ごと設定可)
【反応温度】37℃±0.1℃
【反応槽】不活性液循環方式
【撹拌】回転往復撹拌方式
測定
【測定】全反応過程測定
【測定ポイント】40ポイント(14秒ごと:10分反応時)
【測定波長】340~884nm(14波長), 1または2波長演算
保守
自動メンテナンス(週間タイマによる自動立上げ, 自動終了)
動作環境
【OS】Windows Embedded Standard 2009
【モニタ】17型タッチパネル(カラー表示)
【プリンタ】A4レーザプリンタ
インターフェース
RS232C
一般仕様
一般的名称
ディスクリート方式臨床化学自動分析装置
重量
680kg
寸法
幅1,700mm×奥行873mm×高さ1,418mm
電源
【電圧】AC100V±10%
【周波数】50/60Hz
【消費電力】最大3kVA
使用環境
【温度】18~30℃(装置稼働中は±2℃/時以内)
【湿度】40~70%(結露しないこと)
JMDNコード
35743010
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
該当
届出番号
13B3X00100000001

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臨床検査情報処理システム JCS-60L CLALIS™
検体ラックハンドラ CA-RA101
検体ラックハンドラ CA-RA200
検体ラックハンドラ CA-RA600
臨床検査情報処理システム JCS-50L CLALIS™
電解質自動分析装置
【その他の関連製品】純水製造装置, 洗剤, 循環液, 3試薬システム, BM検体搬送システム, BM搬送接続, BM用廃液容器, プリンタ架台, PART11, 無停電電源

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