特長
●省スペースを実現するコンパクトな装置です。
●処理能力は800テスト/時です。
●超微量1μLサンプリングを実現しました。
●最少反応液量80μLを実現する低ランニングコストです。
●緊急検体割込ポートを搭載しています。
●スマートスタート機能を搭載しています。
●操作性を配慮したトップカバーデザインです。
●HbA1c自動測定が可能です。(オプション)
機能説明
- 小さくて速い
【省スペースを実現するコンパクトな装置】
アーム形オペレーションコンソールを採用し、コンパクトと使いやすさを追求しました。
- エコを追求
■検体量の微量化
1μLサンプリングを実現。採血量の限られている新生児などには、マイクロティナ™から直接サンプリングできます。
■試薬量の微量化
最少反応液量80μLでの測光を可能にしました。
■クラス最少の純水使用量
1時間フル稼働時で純水使用量は20L。洗剤使用量を抑えるとともに、洗浄時間の短縮を図り、効率的なセル洗浄を行います。
- 多彩でやさしい
検体サンプリング
ピペット外径/独自のサンプリング方式により1μLサンプリングを実現しています。また、各種センサー機能を搭載し、トラブルを事前に回避します。
■サンプル詰まりセンサ機能(クロットセンサ)
サンプリング・分注・洗浄の各工程の吸引圧をモニタリングし、ピペットの詰まりを検出します。検知された検体はスキップされ、ピペット洗浄後、次の検体をサンプリングします。
■クラッシュセンサ機能
容器などの衝突時のわずかな静電容量を感知し、すばやくその動きを止めてピペット損傷を防止します。
- 検体セット
■サンプルターンテーブル(外周2列)
一般検体、緊急検体を合計84本セットできます。バーコード読取機能で任意緊急検査の指定及び優先度も設けた分析指定が可能です。
■クーリングターンテーブル(内周2列)
保冷機能付きで61検体に対応し、コントロール/キャリブレータ/ピペット洗浄液の3種類を同時にセットできます。ランダムアクセスによる柔軟なサンプリングが可能です。
■マルチアダプタ
多種多様な採血管をしっかりホールドします。サンプルカップも専用のアダプタを使って簡単にセットすることができます。
- 試薬
40mL試薬ボトルのほか、専用のアダプタを使用して20mL試薬ボトルも使用することができます。
■試薬残量モニタ
項目ごとに残りのテスト回数、試薬ボトルの位置番号を表示します。
■試薬バーコードを標準装備
試薬ボトルをフリーセッティングでき、試薬有効期限のチェック、ボトルの大きさ、位置の自動認識が可能です。
■便利なボトル渡り機能
依頼の多い項目に複数の試薬ボトルをセットすることができ、ボトル渡り時に自動的にキャリブレーションを行うことも可能です。
- 測光
反応セルの恒温槽媒体に不活性オイル"アクア"を使用し、温度勾配が少なく、セルへの気泡の付着がない定常的な光路と温度の均一化を実現します。また、不活性オイルの使用により、水垢や異臭が発生しないため、恒温槽のメンテナンスは必要ありません。
■特殊プラスチックセルの採用
材質均一化された特殊プラスチックによりデータ精度が向上します。セル長10mmにより、感度もアップします。
■インテリジェントセルスキップ
全反応セルにおいて、セルブランクの吸光度平均と各セルのセルブランクの吸光度の差が設定値を超えた場合、不良セルと判断し、分析時にスキップします。
- 攪拌と洗浄
■攪拌
項目ごとに強、弱、2種類の設定が可能で、試薬の特性にあったパラメータを組むことができます。
■セル洗浄
純水および専用洗剤により効率よく洗浄を行い、セルコンタミネーションを回避します。
■セル乾燥
外気の強制吸引により、洗浄後のセル内壁の残水を限りなくゼロに近づけます。
■ピペット洗浄
ピペット内壁/外壁洗浄を同時に行い、キャリーオーバーを可能な限り減少させました。洗浄液流出停止後にピペットの外壁残水が表面張力により除去される機構を有しています。
■試薬ピペット/セルコンタミ回避
試薬サンプリング順番の変更により、追加のプローブ/セル洗浄をせず、処理能力をダウンすることなくコンタミネーションを回避し、分析を行うことができます。サンプリング順番の変更ができない場合は水、洗剤にて洗浄します。
- 強力なユーザーサポート機能
■検査結果モニタ
サンプリング情報(検体番号/検体位置)、結果データをリアルタイムに表示します。各検体の検体進捗状況(検査中、検査完、再検中など)も表示します。検体番号をワイルドカード検索することにより、測定完了時間/完了予測時間を調べることができます。
■自動再検
項目ごとに設定した再検条件により自動再検が行え、再検時の分析条件(検体量/検体希釈値など)も最大5条件まで設定できます。また、分析結果の異常値発生時に、臨床的に関連性のある項目の依頼を自動発生させる継承検査の設定も可能です。
■前送り機能
上限及び下限吸光度を設定することで、RATE項目の演算範囲をフレキシブルに対応し、測定範囲を延ばします。
■異常反応モニタ
14波長の同時モニタリングを行っていますので、サブ条件機能を使用することで異常反応の検出が可能となります。
■測定値チェック機能(プロゾーン、判定補助)
反応の前後における反応速度の比のチェック、または任意のポイントにおける吸光度のチェックにより、プロゾーンチェックが可能です。また、項目ごとに閾値を設定し、その閾値を超えた項目に対し、エラーをつけることが可能です。サブ条件との併用で、異常反応のチェックを行えます。
■IMA設定
毎回のキャリブレーション時に、上限および下限吸光度, プロゾーン限界値を更新します。測定レンジの広い免疫項目などに有用な機能で、再検率の低減に貢献します。
- 分析項目例
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