製品詳細

特長

●検査項目は最大20項目まで選択可能です。
●イオン化マグネシウム測定が可能です。
●ワイドタッチスクリーンによる直観的な操作が可能です。
●自動QC機能は、厳密な精度管理を維持しながらも、使用者が実施すべき複数の手順を大幅に省きました。
●データマネジメントシステムが標準搭載されており、データ記録および広範囲なレポートが可能です。
●複数の分析装置を遠隔で設定、管理およびモニターできるので操作に関わる時間を大幅に短縮します。

製品詳細

• 機能説明
• 仕様
• バリエーション
• シリーズ

機能説明

20項目同時測定可、項目選択可
フォックス　ウルトラは210μLの検体で2分間に20項目もの緊急検査を実施することができます。血液ガス測定のみなら1分以内に可能です。

カスタムメニュー
フォックス　ウルトラは最低5項目から最大20項目までオンボードでカスタム設計が可能で、カスタム設定をすることで各診療科に最適な検査メニューを設定できます。つまり、すべての検体に全検査メニューを実施する必要はありません。最大30のユーザー指定サブセット(検査項目)を呼吸器、外科、小児科または緊急ケアなどの患者群毎に設定できます。

GUIの改善、シンプルで素早い高解像度タッチスクリーン
最新のユーザーインターフェースを搭載し、動作が速く、使いやすくなりました。また高解像度タッチスクリーンにはグラフィックアイコンを用い、メニュー選択、サンプル確認、サンプル吸引などの作業を容易にしました。

イオン化マグネシウム(Mg++)の迅速測定
マグネシウムの異常、特に低マグネシウム血症は重症患者で頻発し、重症患者に重篤な臨床症状をもたらします。また、マグネシウム異常の早期発見は循環器系疾患、臓器移植、産科、やけどなどの患者で起こりうる思わしくない結果を防ぐことが出来ます。低マグネシウム血症の場合には硫酸マグネシウム投与による積極的な介入は、罹患率や死亡率の軽減に加え患者の予後を改善し、不整脈、切迫早産などの重篤な臨床状態を軽減します。更に、マグネシウムが他の陽イオンの調節に関わっているという観点からも、Mg⁺⁺、Na⁺、K⁺、Ca⁺⁺が同時に測定できることに意義があります。
クリティカルケア診療においてイオン化マグネシウムを測定することは、重症患者の正確な診断や更に効果的な管理につながります。ノバ・バイオメディカルのフォックスシリーズは、この重要なイオン化マグネシウムを測定できる世界で唯一の製品です。

SO2、Hb、Hct実測
フォックス　ウルトラは血液ガス分析回路中にヘモグロビン、ヘマトクリット、酸素飽和度等を実測する独特の技術があります。高機能バイオセンサー、光学系とアルゴリズムは、COオキシメーターモジュール非搭載モデルでもサンプル量を増やすことなく、これらの項目の実測定が可能です。

COオキシメーターモジュール搭載
ヘモグロビン分画の測定が必要な場合、フォックス　ウルトラはCOオキシメーター機能の搭載が可能です。
－O₂Hb、HHb、COHb、MetHbおよびtBilの測定が可能
－自動較正が可能
－光学部品の自動洗浄が可能

IQA(Internal Quality Assurance)
内部品質保証システムは全ての検体、較正の品質を担保します。IQAは電極、試薬、流体系、電気系統が正しく機能していることをチェックするため、検体測定、較正中に40を超える自動チェックを行います。IQAシステムは全項目のテストが正常完了時のみ、測定結果を表示します。
フォックス　ウルトラの較正液パックおよびQCパックは容易に取り付けできます。

常に測定準備完了
フォックス　ウルトラは迅速且つ完全自動の1点もしくは2点の自動較正でいつでも速やかに使用できます。フォックス　ウルトラの較正液パックには最大30日分の較正や検体分析に必要なすべての試薬を備えています。較正液パックに内蔵された廃液容器によりメンテナンスを減らし、感染のリスクを軽減します。

幅広い診療科に対応
フォックス　ウルトラは全ての検体分析メニューがカスタマイズ可能で、分析時間が短く、低コストのため、幅広い診療科での測定に対応します。
－OR・ICU：ICUや術後の重篤患者の管理に必要な、より総合的なメニューを提供
－救急：検査室報告の待ち時間短縮、患者トリアージ、患者の満足度の向上
－緊急検査：多科目からの迅速検査の要求に対応

データマネジメントシステム搭載
全てのフォックス　ウルトラにデータマネジメントシステムが標準搭載されており、データ記録および下記の広範囲なレポートが可能です。
－患者検査結果、患者統計、QC、登録されたユーザーの保存と検索
－名前、ID、場所またはオペレーターによるデータ検索
－患者、QC、測定、オペレーターレポート
また、複数のフォックス　ウルトラをひとつの共通データベースに繋ぐことができます。スーパーバイザーまたは登録されたオペレーターは機器に保存されている、QC結果、レポートに遠隔的にアクセスすることができます。

遠隔操作可能
フォックス　ウルトラでは、複数の分析装置を遠隔で設定、管理およびモニターできるので操作に関わる時間を大幅に短縮します。
－較正液パック、QCパックのステータスのチェック
－機器の較正ステータスのチェック
－較正サイクルの始動
－QCステータスのチェック
－QCサイクルの始動
－測定項目の選択
－オペレーターのアクセス制限
－基準値、異常値の範囲、QCレンジ、自動 QC頻度、オペレーター、テストメニュー、機器のデフォルトの編集

接続性
フォックス　ウルトラは業界基準のPOCT-1A、ASTMなどの通信プロトコルに準拠しています。この業界基準はフォックス　ウルトラとLIS、HISやミドルウエアシステム等の多様な通信システムと容易にネットワークを構築することが可能です。

▲製品詳細メニュへ戻る

仕様

▲製品詳細メニュへ戻る

バリエーション

スタットプロファイル フォックス ウルトラ(CO-Ox付) 測定項目 ■測定項目 pH, pCO2, pO2, SO2%, Hct, Hb, Na+, K+, Cl-, Ca++, Mg++, Glu, Lac, BUN, Crea ■CO-Oxモジュール測定項目 HHb, O2Hb, MetHb, COHb, tHb, SO2%, tBil 測定方法 ■測定方法 【pH】イオン選択ガラス電極法 【pCO2】Severinghaus 型電極法 【pO2】Amperometric法 【SO2%】反射測光法 【Hct】電気伝導度法(Na＋補正) 【Hb】インピーダンス法及び反射 【Na+】イオン選択電極法 【K+】イオン選択電極法 【Cl-】イオン選択電極法 【Ca++】イオン選択電極法 【Mg++】イオン選択電極法 【Glu】酵素電極法 【Lac】酵素電極法 【BUN】酵素/イオン選択電極法 【Crea】酵素電極法/ ■CO-Oxモジュール測定方法 【HHb】吸光度法 【O2Hb】吸光度法 【MetHb】吸光度法 【COHb】吸光度法 【tHb】吸光度法 【SO2%】吸光度法 【tBil】吸光度法 測定範囲 ■測定範囲 【pH】6.500～8.000 【pCO2】3.0～200.0mmHg 【pO2】0～800mmHg 【SO2%】30.0～100% 【Hct】12～70% 【Hb】4.0～24.0g/dL 【Na+】80～200mmol/L 【K+】1.0～20.0mmol/L 【Cl-】50～200mmol/L 【Ca++】0.1～2.7mmol/L※参考値として5.0mmol/Lまで結果表示 【Mg++】0.1～1.5mmol/L※参考値として2.5mmol/Lまで結果表示 【Glu】15～500mg/dL 【Lac】0.3～20.0mmol/L 【BUN】3.0～100.0mg/dL 【Crea】0.2～20.0 mg/dL ■CO-Oxモジュール測定範囲 【HHb】0～100.0% 【O2Hb】0～100.0% 【MetHb】0～100.0% 【COHb】0～100.0% 【tHb】5.0～25.0g/dL 【SO2%】0～100.0% 【tBil】0.5～35.1mg/dL 演算項目 ■演算項目 eGFR, HCO3-, TCO2, BE-ecf, BE-b, O2Ct, A, A-aDO2, 患者体温補正値(pH、PCO2、PO2), RI(%FIO2値を入力した場合), a/A, PO2/FIO2比, Anion Gap, SBC, P50, Hb, BUN/クレアチニン比, Ca++/Mg++比, Normalized Ca++, Normalized Mg++, Osmolality ■CO-Oxモジュール演算項目 A-vDO2, CaO2, CcO2, P50, C(a-v)O2, O2Ct, O2Cap, CvO2, Qsp/Qt タイプ CO-Ox付 商品コード 42013

スタットプロファイル フォックス ウルトラ(CO-Ox無) 測定項目 pH, pCO2, pO2, SO2%, Hct, Hb, Na+, K+, Cl-, Ca++, Mg++, Glu, Lac, BUN, Crea 測定方法 【pH】イオン選択ガラス電極法 【pCO2】Severinghaus 型電極法 【pO2】Amperometric法 【SO2%】反射測光法 【Hct】電気伝導度法(Na＋補正) 【Hb】インピーダンス法及び反射 【Na+】イオン選択電極法 【K+】イオン選択電極法 【Cl-】イオン選択電極法 【Ca++】イオン選択電極法 【Mg++】イオン選択電極法 【Glu】酵素電極法 【Lac】酵素電極法 【BUN】酵素/イオン選択電極法 【Crea】酵素電極法/ 測定範囲 【pH】6.500～8.000 【pCO2】3.0～200.0mmHg 【pO2】0～800mmHg 【SO2%】30.0～100% 【Hct】12～70% 【Hb】4.0～24.0g/dL 【Na+】80～200mmol/L 【K+】1.0～20.0mmol/L 【Cl-】50～200mmol/L 【Ca++】0.1～2.7mmol/L※参考値として5.0mmol/Lまで結果表示 【Mg++】0.1～1.5mmol/L※参考値として2.5mmol/Lまで結果表示 【Glu】15～500mg/dL 【Lac】0.3～20.0mmol/L 【BUN】3.0～100.0mg/dL 【Crea】0.2～20.0 mg/dL 演算項目 eGFR, HCO3-, TCO2, BE-ecf, BE-b, O2Ct, A, A-aDO2, 患者体温補正値(pH、PCO2、PO2), RI(%FIO2値を入力した場合), a/A, PO2/FIO2比, Anion Gap, SBC, P50, Hb, BUN/クレアチニン比, Ca++/Mg++比, Normalized Ca++, Normalized Mg++, Osmolality タイプ CO-Ox無 商品コード 42014

シリーズ

クリティカルケア用汎用血液ガス分析装置　スタットプロファイル　フォックス

▲製品詳細メニュへ戻る