製品詳細

全自動尿中有形成分分析装置 UF-5000

製造販売企業: シスメックス株式会社

カテゴリ: 一般検査機器 > 尿沈渣分析装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

【尿検査のNext Stage】
フローサイトメトリー(FCM)法は、大量の粒子をひとつひとつ測定し、複数のパラメーターを解析することで、再現性の高い定量データを迅速に提供できるシスメックス株式会社のコアテクノロジーのひとつです。尿中有形成分分析にFCM法を応用することで、尿沈渣検査などの目視検査にて得られる形態的情報に加えて科学的エビデンスに基づいた情報が提供可能となりました。

特長

●新たな検出原理と試薬により有形成分の分類性能を向上
●価値ある診断支援情報を提供
●さまざまな検査環境へのフレキシブルな対応を実現

製品詳細

機能説明

進化したフローサイトメトリー
従来は光の強さや波形を使い有形成分の大きさ、染色の強さなどを情報として分析を行ってきましたが、UF-5000では従来の分析法に加え、光が描く波形の面積を捉えることができるようになりました。この新しい技術は、核酸量や染色された細胞の大きさ情報の検出に応用され、有形成分の分類性能向上に貢献しています。この特徴を生かすため、2つの新たな反応系として、SFチャンネル、CRチャンネルを搭載しました。
CR Channel(Core Channel)
CRチャンネルでは、白血球、細菌、上皮細胞等の核酸を有する成分の分析を行っています。新規に開発した核酸を特異的に染色する染色試薬に加え、波長の短い青色半導体レーザーの特徴を生かし、細菌等の極小成分の検出精度向上を実現しました。また、核酸量を反映する蛍光信号の分析に信号波形の面積値を用い、各有形成分における核酸量による分類が可能となり、分類性能が向上しました。
SF Channel(Sureface Channel)
SFチャンネルでは、円柱、赤血球、結晶等の核酸を有さない成分の分析を行っています。円柱と円柱類似成分(粘液糸凝集、塩類凝集、細菌凝集等)の分画には試薬による分散に加え、新規に開発された染色試薬により染色された有形成分の波形情報を利用しており、より高精度な分析を実現しています。また、試薬のキレート作用や加温により、無晶性塩類を除去しています。
また赤血球と結晶の分画には、偏光解消側方散乱光(DSS)の採用により、結晶成分に特徴的な複屈折性を捉えることで、分類性能を飛躍的に向上させています。半導体レーザーから照射された偏光(振動方向に偏りを持った光)は、結晶の複屈折によって変化します。この変化を検出することにより、結晶を特異的に分類しています。
赤血球形態情報
赤血球の大きさ情報のばらつき度合いを分析し、赤血球の形態情報を提供します。分析の際に遠心の影響を受けないため、上清中に残存しがちなヘモグロビンが逸脱した赤血球等も偏りなく分析可能です。
グラム染色性情報
主に、細胞内部に浸透する染色成分量の違いと細胞壁の構造の違いを反映した情報を分析し、細菌のグラム陰性/陽性情報を提供します。
異型細胞
N/C比に加え、核酸量を捉えることにより、ウイルス感染細胞、封入体細胞、がん細胞などの特殊細胞の出現を示唆する情報提供が可能となりました。
わかりやすい試薬管理
試薬にはRFIDタグが付いており、試薬情報をリアルタイムに管理します。また、残量が少なくなると、装置モニターで視覚的に試薬の交換タイミングをお知らせします。
簡単な試薬交換
試薬パッケージの色は試薬セット部の色と統一されており、誰でも簡単に試薬交換が可能です。また、染色液はコンパクトなカートリッジ式であり、片手で簡単にセットができます。
タッチパネルディスプレイ&U-WAM(尿検査部門情報管理システム)
UF-5000では、基本的な操作をタッチパネルにより実施することができます。また、U-WAMは装置の隣に置く必要がなく、検査環境に応じてフレキシブルにレイアウトすることが可能です。
U-WAMの増設と目視カウンター機能
U-WAMは必要に応じて増設することが可能であり、例えば顕微鏡のそばにもう1台増設し鏡検結果の入力用として活用することが可能です。

▲製品詳細メニュへ戻る

仕様

仕様
測定項目
【定量項目】赤血球, 白血球, 上皮細胞, 扁平上皮細胞, 円柱, 細菌
【半定量項目】白血球凝集, 非扁平上皮細胞, 硝子円柱, 非硝子円柱, 結晶, 酵母様真菌, 精子, 粘液糸
【研究項目(定量表示)】非溶血赤血球, 溶血赤血球, 尿路上皮細胞, 尿細管上皮細胞, 小型円形上皮, 異型細胞, DEBRIS, 尿導電率, 浸透圧
【研究情報】赤血球形態情報, グラム染色性情報, UTI情報
※これらの項目・情報は研究用です。測定結果を診断目的に使用しないでください。
処理能力
通常モード時:最大105検体/時間, 体液測定モード時:最大20検体/時間
検体
【検体量】サンプラモード時:2mL, STATモード時:0.6mL
【検体吸引量】サンプラモード, STATモード時:0.45mL
光源
青色半導体レーザ(488nm)
記録
最大1,000検体
精度管理ファイル:最大3ファイル
一般仕様
一般的名称
尿沈渣分析装置
重量
【測定部本体(サンプラ含む)】約90kg(SA-51), 約103kg(CV-11)
【空圧源部】約17kg
寸法
【測定部本体(サンプラ含む)】幅760mm×奥行754mm×高さ855mm(SA-51), 幅640mm×奥行900mm×高さ872mm(CV-11)
【空圧源部】幅280mm×奥行355mm×高さ400mm
電源
【電圧】[測定部本体(サンプラ含む)]AC100~240V, [空圧源部]AC100~117V
【周波数】50/60Hz
【消費電力】[測定部本体(サンプラ含む)]600VA以下, [空圧源部]230/280VA以下
JMDNコード
33915000
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
非該当
その他規格
IEC 60825-1:2007
安全性
【レーザー光の安全基準】クラスI
届出番号
28B2X10007000132

▲製品詳細メニュへ戻る

keyword search
キーワード検索

PAGE TOP