製品詳細

全自動尿統合分析装置 UX-2000

製造販売企業: シスメックス株式会社

カテゴリ: 一般検査機器 > 尿分析装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

【尿検査の新たなご提案】
本装置は、尿定性測定(CHM測定)と尿中有形成分測定(FCM測定)の2つの測定原理を搭載した装置です。尿定性分析は、試験紙呈色反応を反射測光法により測定し、反射率から尿中の化学成分を測定します。尿中有形成分分析は、赤色半導体レーザを使用したフローサイトメトリー法により測定します。

特長

●尿定性分析、搬送部、尿中有形成分分析のシステムをコンパクトに一体化
●測定操作の簡便化に加え、測定結果も一元化することにより、操作性が向上
●クロスチェック、リフレックステストの機能を標準搭載

製品詳細

機能説明

操作性の向上
測定操作の簡便化に加え、測定結果も一元化されました。データブラウザ画面の結果表示では尿定性(CHM測定)データ、尿中有形成分分析(FCM測定)データ、クロスチェック結果、REVIEW Comment、Research Informationなどが一画面で確認することができます。検体トータルの測定結果をより確実に把握することが可能となりました。
クロスチェック機能を標準搭載
UX-2000は、CHM測定結果とFCM測定結果を比較してそれぞれ同等の測定項目間の結果に食い違いがないかを調べ、測定結果の信頼性をチェックするクロスチェック機能を標準搭載しています。クロスチェック項目は設定メニューより任意の設定が可能です。潜血とRBC、白血球反応とWBC、亜硝酸塩とBACTなど、最大10パターンを設定することができ、より効果的なReviewを実現します。
リフレックステスト機能
フレックステスト機能は、CHM測定の結果からFCM測定のオーダーを自動的に決定する機能です。リフレックステスト機能の設定はメニューより任意の設定が可能です。
例1:血尿診断ガイドラインより尿潜血(+)以上、尿蛋白(-)の時に設定
例2:CKD診療ガイドラインより尿蛋白(1+)以上の時に設定
例3:学校検尿法より尿蛋白・尿糖・尿潜血のいずれかが陽性の時に設定
2種類の試験紙がセット可能な定性ユニット
UX-2000の定性ユニットは、3種類の試験紙の中から2種類を選択して同時にセットすることができます。幅広い検査にフレキシブルに対応します。
試験紙ごとの測定項目
 
尿中有形成分の定量測定を次のステージへ
UX-2000は、半導体レーザを用いたフローサイトメトリー(FCM)法により、尿中有形成分を分析します。FCM法によって得られる前方散乱光・側方蛍光・側方散乱光などの情報をもとに、血液分析装置で培った細胞分析技術を用いて尿中有形成分を高精度に分画。特に臨床医からのニーズの高い赤血球、白血球、細菌をはじめとする5項目で、信頼性の高い定量(/μL)データを提供します。
尿のスクリーニング検査の効率化を加速
データマネジメントには、血液分析装置で使用されているIPU(InformationProcessingUnit)と共通のプラットホームを採用。測定データの有用活用を可能とする解析プログラムとワークフローを効果的にサポートする処理プログラムを数多く備えており、SNCSでのサポートと合わせて臨床検査室全体の効率化に寄与します。
※SNCSは別途契約が必要です。

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仕様

仕様
測定項目
【CHM測定】GLU(ブドウ糖), PRO(蛋白質), BIL(ビリルビン), URO(ウロビリノーゲン), PH(pH), BLD(潜血), KET(ケトン体), NIT(亜硝酸塩), LEU(白血球), CRE(クレアチニン), P/C(蛋白/クレアチニン比), S.G.(比重), 濁度, 色調
【FCM測定】定量項目:RBC(赤血球), WBC(白血球), EC(上皮細胞), CAST(円柱), BACT(細菌), フラッグ項目:X'TAL(結晶), YLC(酵母様真菌), SRC(小型円形細胞), Path. CAST(細胞成分などを含む病的な円柱), MUCUS(粘液糸), SPERM(精子), 研究項目(定量表示):X'TAL(結晶), YLC(酵母様真菌), SRC(小型円形細胞), Path.CAST(細胞成分などを含む病的な円柱), MUCUS(粘液糸), SPERM(精子), Cond.(尿導電率), 研究情報:RBC-info(赤血球形態情報), Cond.-info(尿濃縮度情報), UTI-info(UTI情報)
分析方法
【CHM測定】試験紙:2波長反射測光法(BLDは1波長), 尿比重:反射型屈折率測定法, 尿色調:透過光測定法 , 尿濁度:散乱光測定法
【FCM測定】635nm赤半導体レーザーを用いたフローサイトメトリー法
処理能力
150検体/時間(CHM測定の検体数換算。FCM測定のオーダー率50%で測定した場合)
CHM測定:200検体/時間(全検体をCHM測定時)
FCM測定:100検体/時間(全検体をFCM通常モードで測定時)
検体
【検体消費量】2.2mL(CHM測定のみ:0.95mL, FCM測定のみ:1.2mL)
【必要検体量】5mL(CHM測定のみ:2mL, FCM測定のみ:4mL)
※マニュアル測定時(FCM測定のみ)は1.0mL
【検体架設数】サンプラ測定(導入/排出):60検体/70検体, マニュアル測定(FCM測定のみ対応):手動による1検体測定
記録
【測定結果】10,000測定(CHM測定・FCM測定・精度管理測定・チェック測定)
【精度管理図】24ファイル(300ポイント/ファイル)
バーコード
1次元バーコード(CODE39, NW-7, JAN/EAN/UPC, CODE128, ITF, Industrial 2 of 5, COOP 2 of 5)
検体ID
最大15桁
試験紙収納
2個の試験紙収納部に任意の試験紙を収納可能
一般仕様
一般的名称
尿化学分析装置
重量
【測定部本体(サンプラ含む)】約120kg
【データ処理装置】約10kg(IPU本体),約3.9kg (LCD), 約0.63kg(キーボード)
【空圧源】約17kg
寸法
【測定部本体(サンプラ含む)】約幅800mm×奥行720mm×高さ720mm
【データ処理装置】約幅99mm×奥行378mm×高さ367mm(IPU本体), 約幅372mm×198mm×370.5mm(LCD), 約450mm×奥行170.5mm×高さ35.5mm(キーボード)
【空圧源】約幅280mm×奥行355mm×高さ400mm
電源
【電圧】AC100~240V(測定部本体(サンプラ含む)), データ処理装置), AC100~117V(空圧源)
【周波数】50/60Hz
【消費電力】400VA以下(測定部本体(サンプラ含む)), 264VA以下(データ処理装置), 280VA(60Hz)・230VA(50Hz)(空圧源)
JMDNコード
35918000
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
非該当
その他規格
IEC 60825-1
安全性
【レーザー光の安全基準】クラスI
届出番号
28B2X10007000080

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