製品詳細

汎用検査用免疫グロブリンEキット アレルウォッチ 涙液IgE

製造販売企業: ミナリスメディカル株式会社

販売企業: わかもと製薬社(日本)

カテゴリ: 試薬キット > 試薬キット 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

アレルギー性結膜疾患の診断は、掻痒感、充血などの臨床症状に加え、結膜局所の好酸球の検出、皮膚テスト、血清中の総IgEや特異的IgE測定などの血液検査によって行われております。しかしながら、結膜局所の好酸球の検出は、検査手技の繁雑さもあり日常診療の場で毎回実施することは困難を伴います。また、皮膚テストや血液検査は、必ずしも結膜炎の病態を正しく反映していない可能性があります。
 眼局所でのアレルギー反応を検索する方法として、以前から研究レベルで涙液または眼脂を検体とした検査が行われてきましたが、涙液や眼脂を検体とした場合、検体量が微量であるため、実用化されている検査法はほとんどありませんでした。
アレルウォッチ涙液IgEは、日本で初めて涙液中の総IgEの測定を可能にしたキットです。

特長

●国内ではじめての涙液中総IgEを測定するキットです。
●患者さんから採取した涙液で検査できます。
●短時間(涙液採取後10分)で測定が可能です。
●特殊な機器を必要とせず、操作が簡単です。

製品詳細

機能説明

測定原理
(1)涙液中のIgEと金コロイド標識ヤギ抗ヒトIgE抗体が反応し、金コロイド標識ヤギ抗ヒトIgE抗体-IgEの複合体を形成します。
(2)次に、複合体はストリップ上を移動し、テストライン部分のマウス抗ヒトIgEモノクローナル抗体に捕捉され、マウス抗ヒトIgEモノクローナル抗体-IgE-金コロイド標識ヤギ抗ヒトIgE抗体の複合体を形成します。その結果、テストライン部分には金コロイドによる赤色のラインを形成します。
※コントロールラインは、IgEの存在の有無に関わらず、余剰の金コロイド標識ヤギ抗IgEヒトIgE抗体がコントロールライン上で反応し、赤色のラインが形成されます
操作方法
1.展開液ボトルより展開液2滴を展開用チューブに滴下します。
2.アルミ袋を開封し、ヒト総IgE検出用ストリップを取り出し、検体採取部を下側結膜円蓋に当てます。
3.ヒト総IgE検出用ストリップのコントロールライン部分(裏面が水色着色帯)が濡れるまで涙液を採取します。
4.検体採取部を10分間浸した後、ヒト総IgE検出用ストリップを取り出し、結果の判定を行います。コントロールライン部分まで濡れたことを確認した後、ヒト総IgE検出用ストリップの検体採取部分を下向きにして1の展開用チューブに移します。
ヒト総IgE検出用ストリップの概略
 
測定結果の判定法
判定上の注意:
・金コロイド標識ヤギ抗ヒトIgE抗体の展開が十分でない場合、結果が変化する恐れがありますので、展開液に浸した後10分に満たない時間での判定は行わないで下さい。
・展開液に浸した後、10分経過したら速やかに判定を行って下さい。判定時間を過ぎたヒト総IgE検出用ストリップは、乾燥などにより結果が変化することがあります。
・ラインの濃さにムラがあるものや途切れているものもラインとして有効です。
検体吸収時のコントロールラインまでの到達時間
検体は、管理検体7.5μLおよび10μLで評価しました。
※本結果は、基礎検討用の検体を使用したものであり、涙液検体による結果ではありません

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仕様

仕様
測定方式
イムノクロマト法
構成
ヒト総IgE検出用ストリップ(金コロイド標識ヤギ抗ヒトIgEポリクローナル抗体
マウス抗ヒトIgEモノクローナル抗体)
展開液ボトル(プロクリン0.01%以下含有)
有効期間
12ヵ月
個別仕様
測定時間
10分(涙液採取後)
測定範囲
表示クラス0(判定:陰性)
表示クラス1(判定:弱陽性)
表示クラス2(判定:陽性)
最小検出感度
5IU/mL
一般仕様
一般的名称
汎用検査用免疫グロブリンEキット
入数
10テスト
使用環境
【貯蔵方法】2℃~25℃
標準付属品・セット内容
ヒト総IgE検出用ストリップ×10, 展開液ボトル×1, 展開用チューブ×10, チューブスタンド×1
JMDNコード
81004000
診療報酬(項目)
穿刺液・採取液検査, 検体検査判断料
カタログ等発行年月
2010年8月
承認番号
21800AMY10116000

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