製品詳細

全自動化学発光免疫測定システム ビトロス® 3600

製造販売企業: オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス株式会社

カテゴリ: 免疫血清専用検査機器 > 発光免疫測定装置 

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製品について

【検査結果の信頼性と運用効率の向上を両立】
感染症や心疾患・腫瘍等の臨床検査において、より高感度で、より高い特異性でというニーズが高まっています。さらに検査室の運用効率向上も不可欠な要件として強く求められています。オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックスは、これからの時代に求められる免疫検査システムとは何かをつねに考え、システムの性能、操作性、生産性をさらに追求した免疫検査システム、全自動化学発光免疫測定システム ビトロス®3600を開発しました。

特長

●測定プロセス監視・報告機構、インテリチェック®・テクノロジーを装備しています。
●完全自動血清情報取得技術、マイクロセンサー・テクノロジーを搭載しています。
●運用効率を阻害する要因を排除しました。
●検査の中断・停止をまねく要因を排除しました。
●免疫検査に高感度エンハンストケミルミネセンスを採用しています。
●免疫検査において完全自動で血清情報を取得できます。
●測定プロセスを統合的に監視・報告します。

製品詳細

機能説明

ビトロス3600は、検査室の多様なニーズに応え頼れる免疫検査システムを追求しました
 
「結果の信頼性」こそ、臨床検査の第一要件。測定プロセス監視と血清情報取得を徹底しました
 
検査室における効率運用を追求。検査を中断しない「連続稼働」にこだわりました
 
マイクロウェル・テクノロジー
【免疫検査に高感度エンハンストケミルミネセンスを採用しています】
ビトロス®3600の免疫反応には、高さ12mm、口径9mmほどのマイクロウェル反応容器を用います。小さな反応容器を用いることで検体量・試薬量及び廃棄物を削減できます。
ウェル反応容器の内側には、ストレプトアビジンが直接固相法に比べて10倍以上高密度に均一に固相化されています。またアッセイ試薬にビオチン化抗体を用いているので、小さなウェル容器中でも十分な抗原抗体反応が可能です。ビトロス®3600で採用されているエンハンストケミルミネセンスは、CLEIA法の進化型で、エンハンサーを用いることにより、発光シグナル強度が増強されます。この原理で得られる発光量は従来の化学発光法より1,000倍強く、20~30分と長時間安定しているため、高感度測定を実現します。
マイクロセンサー・テクノロジー
【免疫検査において完全自動で血清情報を取得できます】
検体中の乳び・溶血・黄疸といった血清情報を完全自動で取得可能です。目視確認の手間を省くとともに、試薬やセル等を使用しない独自の測定方式により、処理速度に影響を与えることなく、検査結果の信頼性をサポートします。
測定は、検体分注チップで吸引した検体に瞬時に光を当て、透過光スペクトルを解析して1検体当たり1秒未満で判断します。余分な試薬や検体を使用せず、目視に頼らない客観的な情報を提供します。得られた乳び・溶血・黄疸の程度が検査結果に影響を与えると判断した場合には、各項目ごとにフラグを立てることにより、その検体情報と影響を受けている検査結果をオペレーターにお知らせします。
インテリチェック・テクノロジー
【測定プロセスを統合的に監視・報告します】
検査プロセスを正確に検証し、検査結果の品質と信頼性をサポートするビトロス®独自のテクノロジーです。
原因不明の疑わしい結果が出た場合に、そのデータの測定プロセスをオペレーター自身が検証するのは困難です。インテリチェック®・テクノロジーは、ビトロス®3600内部の検査プロセスを詳細に監視し、少しでも不備や異常があればオペレーターに知らせます。
インテリチェック®・テクノロジーは、検体・試薬の全分注プロセスを圧力の連続モニタリングで監視するスマートメタリング機能や、測定データごとに検体分注、血清情報、試薬分注、ルミノメーターの較正、ウェル洗浄、発光試薬分注など詳細なトレーサビリティログを記載したインテリレポート機能など、検査結果の信頼性を追求する機構です。最大25,000検体分の詳細データが記録できます。
高い信頼性と処理能力、連続稼働を実現する装置設計と機能を採用しています
 
感染症、心筋・腫瘍マーカーなど35項目に対応。今後ますます測定メニューを拡充していきます
ビトロス®3600では、免疫検査を幅広くカバーする測定メニューを用意しています。感染症、心筋マーカー、腫瘍マーカー、甲状腺ホルモン、性腺ホルモンなど、合わせて現在35項目をラインアップしています。ルーチン検査や緊急検査など、幅広い用途にご活用いただけます。
お客様サポート体制
【ご満足いただけるサービスを、充実したサポート体制でご提供します】
ビトロス®3600を安心して末永くお使いいただくために、お客様サポートセンター、精度管理サーベイサービスなどの充実したサポート体制を整えています。また、東京本社に併設されたエクスペリエンスセンターでは、デモンストレーションから、オペレーショントレーニング、各種セミナー等を開催し、ビトロス®3600の活用に役立つプログラムを用意しています。
e-Connectivity
【遠隔モニタリングにより、保守サービスを効率化します】
e-Connectivity®とは、ビトロス®システムとOCDテクニカルサポートとを、セキュリティーが保たれた通信回線で結び、遠隔モニタリングを行うことで、効率的に保守サービスを提供するシステムの総称です。
機器よりアップロードされたデータの解析により、発生した事象の背景や前後関係、または不具合兆候などが確認でき、データに基づいた客観的な情報を入手し、対応することが可能になります。
トラブル発生時にはコンディションコード等の機器情報を取得し、速やかに対応することが可能となり、ダウンタイムの短縮に繋がります。

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仕様

仕様
測定原理
エンハンストケミルミネセンス(CLEIA法)
測定検体種別
血清, 血漿(項目による)
必要検体量
10~80μL(項目による)
検体架設数
最大90検体(通常80検体, 緊急10検体)
検体検知センサー
インテリチェック®機能による液面・フィブリン・バブル検知, 分注過程モニタリング
対応検体容器
1.5mL, 5mL, 7mL, 10mL各採血管, 各種サンプルカップ対応
対応バーコード
Code39, Code128, ISBT128, Codabar, Interleaved 2 of 5
検体希釈
検体前希釈, 自動希釈再検対応
マイクロウェル試薬架設数
最大同時31ポジション
液状試薬検知センサー
インテリチェック®機能による液面検知・分注過程モニタリング
キャリブレーションメモリー数
項目毎に25キャリブレーション保存
ロットスイッチ
自動
測定処理能力
最大189テスト/時
単項目結果報告時間
最短16分
操作インターフェース
カラー液晶タッチパネル方式(17インチ)
通信仕様
RS232C, ホスト問合せ(Host Query)可能
通信ポート
RS232Cシリアルポート×1, USBポート×2, Ethernetポート×2
一般仕様
一般的名称
免疫発光測定装置
重量
約720kg
寸法
幅2,120mm×奥行887mm×高さ1,638mm
電源
【電圧】単相AC200V
【周波数】50/60±2Hz
【電流】20A
【消費電力】最大2.0kVA
使用環境
【温度】15~30℃
【湿度】15~75%
JMDNコード
36223010
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
該当
届出番号
13B3X10166000002

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