製品詳細

BD バクテック™ FX システム

製造販売企業: 日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

カテゴリ: 微生物検査機器 > 血液培養検査装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

40年を越えるベクトン・ディッキンソンの血液培養装置および培地の研究開発。従来のシステムにさらなる改良を加え、BD バクテック™ FX システムが誕生しました。感染症の診断・治療に新たな価値を提供いたします。
新しい省スペース設計で簡便なボトルアクチベーテッドワークフロー、レズン™抗菌薬吸着剤の効果により検出性能が向上しました。

特長

●ワークフローの刷新により、従来の装置よりも操作が簡便になりました。また、操作の柔軟性が高くなりました。
●コンパクトな設計により、ボトルのキャパシティを大幅に増大しました。各機能は操作性の向上に重点をおいてデザインされています。
●解析アルゴリズムをさらに充実させました。レズンボトルの優れた抗菌薬の吸着性能と合わせて、より優れた検出能力を発揮します。
●血液培養検査において、安全性を配慮しています。
●BD EpiCenter™ システムと接続することによって、様々なデータ管理が可能になります。

製品詳細

機能説明

BD バクテック FX システムの蛍光技術
 
操作性
・ボトルアクチベーテッドワークフローでは、タッチスクリーンが初期画面にあるときにドロワーを開けると・すべてのステーションインジケータがそれぞれの状況に応じて点灯します。ボトルの取り出しや、新しいボトルの装填などの操作を行うと、BD バクテック™ FX システムは自動的に操作に合わせたモードに切り替わります。
・専用設計のタッチスクリーンにより、プロトコルの変更やプロットの表示など各種の操作を簡便に行うことができます。
・タッチスクリーンは日本語で表記されるため、誤操作等の防止に役立ちます。
・必要な情報は付属のプリンターにより、日本語で豊富な種類のレポート類を印刷することができます。(デイリーメンテナンスシートやグロスカーブなども印刷可能です。)
・新規ボトルや一旦取り出したボトルを戻すとき、どこでも任意のステーションに装填することができます。(ボトルの入れ間違えによるエラーがおこりません)
・バーコードリーダーは装置前面にマウントされており、ボトルをかざすだけで読み取ることが可能です。(バーコードガンを使用しないため、片手で登録が可能です。)
・アクセションバーコードを使用するときは(シーケンスバーコードとアクセションバーコードの併用)、どちらのバーコードからでも順番を選びません。
・ボトルをステーションに装填するとき、確実に装填されたことを音で確認できます。
・ビルトインテストの採用により自動でキャリブレーションを行います。定期的なキャリブレーション作業は必要ありません。
設計
・トップモジュール(200本)とスタックモジュール(トップモジュール+ボトムモジュール積み重ね:400本)が選択できます。また後からボトムモジュールをトップモジュールに連結でき増設することも可能です。
・設置面積が小さく、ボトル一本あたりの設置面積比はバクテック™ 9240システムの約1/3です。(BD バクテック™ FX(スタック) システムの場合)
・装置の前面に視認性の高いステータスインジケータを装備しています。
・各ドロワーの中には視認性の高いステーションインジケータを装備しています。
・装填されたボトルは、微生物の発育性能を高める為に継続的に振盪培養を行います。
・専用設計の使いやすい高感度タッチスクリーンを装備しています。
・RS232Cを利用した通信機能により、検査管理システム等を接続することができます。
・地震対策を目的とした装置の設置固定用器具(アンカー)が使用可能です。
・RoHS基準に準拠しています。(RoHS:Ristriction of Hazardous Substances 電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用期限に関する欧州議会および理事会基準)
検出性能
・24時間、365日、常に10分ごとに測定をおこない、陽性と判定された場合は前面のインジケータや警報音で知らせます。
・すべてのボトルに共通するアルゴリズムと、各ボトルに専用のアルゴリズムを持ち、迅速かつ高感度に微生物を検出します。
・ボトルの出し入れによるセンサーの温度変化に対する影響を最小化する温度補正システムを備えており、検査制度を向上させています。
・優れた抗菌薬の吸着性能を持つレズンボトルを使うことによって、微生物の検出能を向上させます。
・抗菌薬吸着剤(レズン)は、複数の種類(親水性レズンや疎水性レズンなど)が入っており、血液中に残存する多種の抗菌薬を吸着することが報告されています。(詳細は日本ベクトン・ディッキンソンまでお問い合わせください)
・レズンはグラム染色による観察を阻害しません。
安全性
血液培養では針刺し損傷への配慮が必要です。BDの血液培養ボトルは、血液分注用器材(BDバキュテイナ® ブラッド トランスファーデバイス)を用いることで安全に血液を接種できます。
BD EpiCenter システムの利用
・複数のBD バクテック™ FX システムをBD EpiCenter™ システムと接続することで、それぞれのBD バクテック™ FX システムが有機的に連携できるようになります。(緊急検査室などにある装置から、細菌検査室の装置へボトルの移動など)
・BD EpiCenter™ システムと接続することにより、離れた場所から血液培養の状況を確認できます。
血液培養に関する様々な情報の管理
・液培養の検体情報として、病棟や採血日時、分離菌、コンタミネーション、その他の臨床的に有用な情報を処理することができます。
・分離菌別の陽性時間(TTD)
・コンタミネーション解析、その他外部検査管理システムとのデータ通信で様々な情報を交換可能です。
ボトルに接種された血液量
・BVM:ブラッドボリュームモニタリング機能
血液培養検査において採血する血液量は、検査感度を向上させる重要なファクターであると、多くの研究やガイドラインが述べています。適切な血液培養の精度を保つために、接種された血液量をモニターすることは重要です。BD EpiCenter™ システムとBD バクテック™ FX システムによって、ボトルに接種された血液量を自動的にモニターできる仕組みを実現しました。血液培養自動分析システムの長い歴史において初めての試みです。

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仕様

一般仕様
一般的名称
血液培養自動分析装置
重量
スタック(上下):384.8kg(検体なし), 451kg(400ボトル)
シングル(上):187.5kg(検体なし), 220.4kg(200ボトル)
寸法
スタック(上下):幅62.2cm×奥行86.9cm×高さ198.7cm
シングル(上):幅62.2cm×奥行86.9cm×高さ93.9cm
電源
【電圧】AC100~240V±10%
【周波数】50/60Hz
【電流】最大8A
【消費電力】800W
使用環境
【温度】18.0~30.0℃
【湿度】25~80%RH(結露しないこと)
JMDNコード
35617000
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
非該当
届出番号
07B1X00003000107

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バリエーション

BD バクテック FX システム本体(Top)
商品コード
441385
BD バクテック FX システム本体(Bottom)
商品コード
441386

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