製品詳細

生化学自動分析装置 BioMajesty™ JCA-BM6050

製造販売企業: 日本電子株式会社

カテゴリ: 臨床化学分析機器 > 多項目自動分析装置 

販売・取次ぎは行っておりませんので、お問い合わせは<各企業>にお願いいたします。

製品について

【ハイスピードなスタンダードシングルマルチ BioMajesty™さらなる飛躍】
発売以来、生化学自動分析装置の微量化と高速化をリードしてきたBioMajesty™シリーズが、さらなる微量化を実現しました。使い勝手のよいアプリケーションはグラフィカルなユーザインターフェースとともに、検査業務の効率化を実現します。

特長

●最大処理速度は1,800テスト/時です。(ISE含)
●高速ISEを採用しています。(600テスト/時)
●最少反応液量は50μLです。
●検体前希釈ユニットを搭載しています。
●100μLの血清で20項目の分析が可能です。(項目パラメータによります)
●サンプル詰まりセンサ・クラッシュセンサ・洗浄の徹底といった安全・安心のための技術を搭載しています。
●大きな操作ボタンでダイレクト起動が可能です。
●各種モニタ機能を搭載しています。

製品詳細

機能説明

ハイスピードと反応液量微量化
1μL以下の微量な検体のサンプリングは、検体の粘性等により分注誤差が大きくなるため、充分な分注精度の確保は難しくなりますが、希釈を行い扱う検体量を増やすことでこの問題を解決しているのがBioMajesty™ JCA-BM6050です。検体・試薬量の微量化は、装置の分注、洗浄、乾燥機構においても処理時間が充分にとれることにつながり、短いサイクルタイムで稼働する自動分析装置において、安定した動作に貢献しています。

BioMajestyの検体前希釈
検体前希釈(1~75倍)の専用ユニット(希釈ターンテーブル)を使い、スピードを低減させることなく、標準で5倍希釈を行います。希釈液は標準の生理食塩水のほか、特殊希釈液(免疫項目などの専用希釈液)を使用することができます。

最少反応液量50μL
反応液量の微量化を進めるBioMajesty™シリーズがさらに生化学検査の微量化を進化させました。反応セルのさらなる小型化を進め、光路長5mmの超小型薄型セルを採用。反応液量を大幅に削減するとともに、データ精度を向上させました。

安定した光学測定系
反応セルの恒温媒体に不活性で熱容量の大きな"アクア"を使用し、セルへの気泡の付着がない安定的な光路と温度の均一化を実現します。また、不活性オイルの使用により、水垢や異臭が発生しないため、恒温槽のメンテナンスは必要ありません。

特殊プラスチックセルの採用
特殊プラスチック製の反応セルを採用することによりデータ精度が向上しました。

高精度サンプリングユニット
独自のサンプリング方式により検体の微量分注を実現しました。
■クラッシュセンサ機能
容器底部などへの衝突時のわずかな静電容量変化を感知し、すばやくその動きを止めてピペットなどの損傷を最小限に抑えます。
■サンプル詰まりセンサ機能(Clot Sensor)
検体中のフィブリンなどによるピペットの詰まりをサンプリング時に検出します。

検体セッティング
■サンプルターンテーブル(外周2列)
一般検体、緊急検体を合計84本セットできます。バーコード読取機能で、緊急検査の指定および優先度も設けた分析指定が可能です。緊急検体は、サンプリング中でもターンテーブル横のPAUSEスイッチにより簡単に投入できます(バーコード運用時)。
■クーリングターンテーブル(内周2列)
保冷機能付で61ポジションが用意されています。コントロール/キャリブレータ/専用希釈液/ピペット洗浄液の4種類を同時にセットでき、ランダムアクセスによる柔軟なサンプリングが可能です。
■マルチアダプタ
多種多様な採血管をしっかりホールドし、検体容器のデッドボリュームを最小にします。また、マイクロティナ採血管も専用ホルダを使用することにより、直接サンプリングでき、最小限のサンプルロス量で測定できます。
高速分析/電解質ユニット(オプション)
血清/尿の混在分析可能。ユニット内の希釈ポートで希釈後、フローセル電極内で同時測定されます。希釈測定法の採用により測定系の安定性を実現しています。(600テスト/時:オプション)
攪拌と洗浄
■攪拌
各項目のR1、R2ごとに強、弱、2種類の設定が可能で、試薬の特性にあったパラメータを組むことができます。
■セル洗浄
純水および専用洗剤により効率よく洗浄を行い、セルコンタミネーションを回避します。
■セル乾燥
外気の強制吸引により、洗浄後のセル内壁の残水を限りなくゼロに近づけます。
■ピペット洗浄
ピペット内壁/外壁洗浄を同時に行い、キャリーオーバーを可能な限り減少させました。洗浄液流出停止後にピペットの外壁残水が表面張力により除去される機構を採用しています。
■試薬ピペット/セルコンタミ回避
試薬サンプリング順番を自動的に変更することにより、追加のプローブ/セル洗浄をせず、処理能力をダウンすることなくコンタミネーションを回避することができます。サンプリング順番の変更ができない場合は、水または洗剤にて洗浄します。
試薬ユニット
■試薬残量モニタ機能
全試薬の試薬残量モニタ機能を搭載。項目ごとの残りテスト回数、試薬のボトルの位置番号も表示します。
■便利なボトル渡り機能
依頼数の多い項目については、複数の試薬ボトルをセットすることが可能で、ボトル渡り時に自動的にキャリブレーションを行うこともできます。
■試薬バーコード読み取り機能
試薬バーコードを読みとることで、試薬有効期限のチェック、ボトルの大きさおよび試薬ターンテーブル上の位置などの自動認識が可能です。
使いやすさ
 
分析項目例
 

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仕様

仕様
測定項目
【分析登録項目】最大100項目(電解質分析103項目)
【同時分析項目】最大100項目(電解質分析103項目)
分析方法
【測定方式】オープンディスクリート・シングルライン多項目同時測定
【分析方法】比色法, 反応速度法, CRA法, IMA法など多種類
処理能力
【処理能力】最大1,800テスト/時
検体
【検体ディスク】希釈ターンテーブルによる検体前希釈方式
【供給部】84検体, 検体バーコードリーダ, 保冷部(専用希釈液、キャリブレータ、コントロール):61種, 外部搬送ライン対応(オプション)
【元検体分注量】2~30μL(0.1μLステップ)
【希釈率】1~75×75倍
【分析試料量(希釈後)】1~25μL/テスト(0.1μLステップ)
【センサー】液面センサー, サンプル詰まりセンサー
個別仕様
再検
【自動再検】希釈ターンテーブル
【再検特殊希釈】希釈検体の項目ごとに可変希釈
試薬
【試薬ディスク】ターンテーブル方式(試薬バーコードリーダ)
【試薬分注方式】2試薬, 2ピペット方式(3試薬はオプション)
【試薬庫】ターンテーブル2基, 66+66容器架設可
【試薬容器】7mL, 20mL, 40mL:全試薬保冷
【試薬量/項目】50~70μL(0.1μLステップ)
反応
【反応ディスク】ターンテーブル方式
【反応セル】プラスチックセル 光路長:5mm
【反応液量】50~120μL
【反応時間】3分, 4分, 5分, 10分, 15分, 21分(項目ごと設定可)
【反応温度】37℃±0.1℃
【反応槽】不活性液循環方式
【撹拌】回転撹拌方式
測定
【測定】全反応過程測定
【測定ポイント】最大98ポイント(6秒ごと:10分反応時)
【測定波長】340~884nm(14波長), 1または2波長演算
【処理機能】項目選択, 自動キャリブレーション, 多点キャリブレーション, 自動立上げ, 自動立下げ, 自動再検, 洗剤選択, 自動セルスキップ, 継承検査, データクリーン化, 14波長反応過程モニタ, 他
保守
自動メンテナンス(週間タイマによる自動立上げ, 自動終了)
動作環境
【OS】Windows Embedded Standard 2009
【モニタ】17型液晶(カラー表示)
【プリンタ】A4レーザプリンタ
インターフェース
RS232C
一般仕様
一般的名称
ディスクリート方式臨床化学自動分析装置
重量
約600kg
寸法
【分析部】幅1,480mm×奥行924mm×高さ1,133mm
【操作部】幅650mm×奥行610mm×高さ1,104mm
電源
【電圧】AC100V±10%
【周波数】50/60Hz
【消費電力】最大3kVA
使用環境
【温度】18~30℃(装置稼働中は±2℃/時以内)
【湿度】40~70%(結露しないこと)
JMDNコード
35743010
クラス分類
クラスI
特定保守
該当
設置管理
該当
届出番号
13B3X00100000001

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